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インスタ採用アカウントは必要?広報・採用担当が知るべき基本の「き」
最終更新日 2024年9月19日(Thu)
記事作成日 2023年11月30日(Thu)
SNSを利用した採用活動は、近年ますます重要度が増しています。
テキストコンテンツで手軽に発信をスタートできることから「Twitter」を活用する企業は多く、実際に採用に成功する企業例もみられます。
多くの企業がTwitterと並んでSNSのアカウント作成を検討するのが「インスタグラム」です。インスタグラムは特に10~20代の若年層を中心に高い利用率を誇っており、採用戦略として企業の雰囲気や魅力を伝えるのに有効的な媒体です。
この記事では、インスタグラムの採用アカウントについてメリット・デメリットから運用における重要ポイントを解説していきます。
目次
インスタグラムの採用アカウントとは
インスタグラムの「採用アカウント」とは、SNS採用(ソーシャルリクルーティング)を検討する企業が公式アカウントとは別で作成する「採用専用」のアカウントです。
公式アカウントでは商品やサービスの紹介、キャンペーン・イベントの告知の発信が一般的です。それに対して採用アカウントでは、求職者に向けて募集要項や応募締切など選考に関する告知や、実際に企業の仕事の裏側など採用に特化した発信を行います。
インスタグラム採用アカウントの必要性
インスタグラムは、なんといっても「画像/動画コンテンツ」であることが特徴であり、強みです。
総務省情報通信政策研究所が公表する「令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」においても、インスタグラムは10~20代の利用率が70%を超えています。
なお、2020年時点でのユーザー数はTwitterの方が多いものの、総務省情報通信政策研究所における同調査では、10代のTwitter利用率は54.3%と結果に差が生じています。
「インスタ映え」という言葉が流行ったように、若者にはキラキラした日常や鮮やかな色彩、美しい景色などを映し出せるビジュアルコンテンツが好まれているようです。
成功事例からみるインスタグラム採用アカウントの運用方法
インスタグラムを活用した採用活動では、すでに多くの企業が運用に成功しています。
SNSは拡散力の高さを利用して、中小企業が利用するメリットが大きいと考えられがちですが、実は大手企業も積極的に採用アカウントを運用しています。
【運用内容の一例】
・先輩社員紹介、Q&A
・会社説明会の日時やエントリー情報
・福利厚生の紹介
・1日の業務の流れ紹介
メイン軸としては上記のような内容を投稿する企業が多いようです。
また、「上司にイタズラ仕掛けてみた」などクスッと笑えるような内容は、「親近感」や「雰囲気の良さ」を伝えるのに非常に有効的です。
インスタグラムの採用アカウントを活用した求職者のリアルな声
SNSで求人や採用における情報収集をする求職者たちにとって、「SNSで情報発信をする企業」のイメージは好印象です。
大きな2つの理由に「時代に合わせて変化している企業というイメージがあるから」「身近に感じるから」という声が挙がっています。
(出典:株式会社DYM「就職活動の情報収集手段やSNSに関する調査」)
多くの求職者たちは、SNSを介した情報から実際にその企業で働くことを想像するでしょう。
時代に合わせた変化とは、「自分の意見の通りやすさ」や「昔からの固定概念に縛られていない」といった企業イメージで好評価が得られるのではないでしょうか。
また、有給・育休など直接こちらから聞きづらい情報や、ホワイト企業であることが伺える情報の掲載により「共感」「愛着」を得られ、多くの求職者のフォロワー獲得に繋がっています。
インスタグラムでは「フィード」「リール」「ストーリーズ」機能の活用により、画像・動画から実際の職場や社員の雰囲気を閲覧したい、という求職者のニーズに応えられます。
インスタグラムの採用アカウントを活用するメリット5選
「SNS採用を導入してみたい」
「採用アカウントの解説をTwitterかインスタグラムで迷っている」
このような企業様に向け、インスタグラムの採用アカウントを活用するメリットをご紹介します。
メリット1:写真コンテンツで自社の魅力を発信できる
インスタグラムでは、写真を活用することで自社の魅力を効果的に相手の心に伝えられますが、実はこれには根拠が存在します。
人には、目に触れる回数が増えるほど好きになる「ザイオンス効果(単純接触効果)」という心理的な効果があります。
SNSの中でも、ビジュアルで「クリエイティブさ」を効果的に訴えられるインスタグラムは、ザイオンス効果を生み出すのに最適なツールなのです。
メリット2:アルゴリズムを活用して転職潜在層へリーチできる
アルゴリズムとはある規則や関連性に基づいて、ユーザーの興味・関心に合致する投稿を最適に表示させる方法のことです。
例えば、ユーザーが「仕事 辞めたい」と検索をすると、そのユーザー「求人に関心がある」「転職希望者である」とAIが判断し、転職の広告が出るような仕組みです。
従来の求人媒体では求人サイトへアクセスし、希望条件を入れて検索をしなければ、募集要項を見てもらえませんでした。
しかし、アルゴリズムの活用により「今すぐではないが、いずれ転職を考えている」という転職潜在層にもPRできます。
メリット3:コメント・DMで求職者とのコミュニケーションができる
次のメリットも従来の求人媒体と比較すると画期的なツールで、コメント・DMによって求職者との接触が可能になります。
求職者からエントリーされなければコミュニケーションをとれなかった従来の求人媒体では、エントリーまでの壁が高く、戦略的なPRが難しい一面がありました。
積極的にコミュニケーションをとることで、質のいい求職者を「たくさんのオーディエンスの1人」という立場から、「有力な候補者」にすることができます。
メリット4:求職候補者の「リアル」が分かる
上記のようにコミュニケーションをとることで、求職者たちから生の声が聞けます。
実際に求職候補者による「企業の改善点」などを聞き、新卒・中途いずれもこれからの採用戦略に役立てられるでしょう。
メリット5:採用コストを削減できる
企業負担を減らすポイントとして、採用コストの削減は非常に大きなメリットになるでしょう。
企業が求人募集するには、通常は転職サイトへの求人広告の掲載料や、転職エージェントへ支払う費用が発生します。人材のポストや経験などにもよりますが、転職エージェントを介する一般的な採用コストは百万円以上の高額です。
早期退職をされてしまっても、採用にかけた費用が戻らないことを考慮すると、SNSを活用した採用活動はパフォーマンスの高い採用方法といえるでしょう。
インスタグラムの採用アカウントを活用するデメリット(自社運用の場合)
求人候補者との「密接な関わりを持てる」かつ「低コスト」なインスタ採用アカウントでは、上記のように享受できるメリットは非常に大きいものです。
しかし、実運用には自社のノウハウだけでは難しいといった側面もあります。
デメリット1:インスタグラムの運用スキルが求められる
インスタグラムはアルゴリズムを公式発表していますが、他にも多くのスキルが求められます。
アカウント力の強化や信頼性を得るためには、複数のフィード投稿が必要です。
しかし、最近では通常のフィードだけでは伸びず、リールやストーリーズ展開もアカウント評価に繋がる大きな要素だと言われています。
上記は一例ですが、1から運用スキルを磨き、日々変化していくアルゴリズムへの対応が必要です。
デメリット2:継続的な運用が必要
インスタでの採用アカウント運用には、スキルだけでなく時間と労力がかかります。
自社で運用する場合、日常業務の合間に作業しなくてはなりません。意外と多いのが、運用をスタートしたものの忙しくて継続できないパターンです。
継続しないとアルゴリズムに評価されず、ユーザーにも中途半端な運用をする企業という逆にマイナスイメージへと繋がります。
デメリット3:運用における工数が多い
従来の求人媒体では掲載内容決めには時間がかかるものの、内容さえ決まれば応募者が来るのを待つだけでよい簡単なものでした。
しかし、画像コンテンツであるインスタにおける採用では、フィード投稿する1つ1つの画像制作やハッシュタグの選定を戦略的に行う必要があります。
【検索されやすい人気ワードの一例】
また、リールやストーリーズ用の動画編集など、デザインセンス・スキルも求められます。
日常業務を行いながら並行して作業するには、企業によっては負担が大きいでしょう。
インスタグラムの採用アカウント運用で重要なポイント
最後にこれからインスタグラムの採用アカウントの開設を検討する企業様に向け、運用時の重要なポイントをお伝えします。
採用アカウント運用のポイント①:効果的なハッシュタグの付与
先述したように、実運用では検索されるために効果的なハッシュタグをつけた投稿が重要です。
SNSはアカウント開設後、すぐに多くの人に投稿を見てもらえるわけではありません。
Twitterでは「トレンドワード」などを用いて戦略的にバズらせることも狙えますが、インスタグラムではある程度のアカウント力を付けるまで、地道な投稿の積み重ねが必要です。
採用アカウント運用のポイント②:ストーリーズでファン化を目指す
ストーリーズ機能ではアルゴリズムの評価だけでなく、効率的にファン獲得を目指します。
ユーザーのニーズを理解して求められる有益な情報を届けること、そして他社とは違った心をつかむコンテンツ提供が必要です。
採用アカウント運用のポイント③:他SNSとの連携で効率化
インスタグラムはTwitterとアカウントの連動が可能です。これにより同時投稿が可能となり、より効率的に採用アカウントを運用できます。
また、直接雇用を可能としたビジネスSNS「Wantedly」も同時に活用し、Wantedlyとインスタグラムを繋ぐことでより幅広くターゲティングが可能となります。
インスタ採用の成功率を高め、効率的な運用ができるでしょう。
採用アカウント運用のポイント④:定期的なアクティビティ分析
インスタグラムに限らず、各SNS媒体で採用アカウントの運用を成功させるためには、定期的なアクティビティ分析が不可欠です。
ユーザーが興味・関心を持つ投稿やコンテンツを把握し、愛され続けるアカウントにしなくてはなりません。
弊社では、外部ツールでは実現できなかった詳細情報のレポーティングを可能とする独自の仕組みを作り上げております。
【弊社レポーティング資料例】
自社運用する場合においても同様に、週1回以上など定期的な分析と改善を行い、インスタ採用を成功へと導きましょう。
まとめ
インスタは特に若年層に向けた情報発信ツールとして名高く、採用面においても十分な結果が期待できそうです。
従来の媒体と同じような「企業理念」「募集要項」「会社案内」などに加え、特に聞きづらい「休暇」に関する内容、企業のクリーンさを魅力としてPRするとよいでしょう。
自社での運用には知識・スキル・センス・工数などあらゆる面で課題が発生しますので、デメリットの課題解決にはSNSマーケティングのプロへ依頼することも検討してみましょう。
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