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SNS運用に欠かせない分析レポートで押さえておきたい数値とは?レポートに役立つインサイトも紹介
最終更新日 2024年10月17日(Thu)
記事作成日 2023年10月27日(Fri)
SNSマーケティングを成功させるためには、ただ投稿するだけでなく、どのコンテンツに反応があったのか、成果に結びついたのかを分析する必要があります。
そのため、分析レポートはSNS運用には欠かせません。
ですが、実際どのように分析を行えばよいか分からない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、SNS分析レポート作成時に大切な分析ポイントについて解説します。
各SNSで無料で利用できるインサイト機能についても詳しくご紹介しますので、この記事を参考に、SNS運用について理解を深めていただけたらと思います。
SNS分析レポートとは
SNS分析レポート(ソーシャルメディアレポート)は、ソーシャルメディアで発信されている投稿を詳しく分析し、マーケティング戦略に役立てる際の参考材料となるものです。
日頃のSNS運用を振り返り、その改善や成果の向上につなげるための重要な役割を果たします。
そのため、企業のSNSアカウントを持っており、認知度向上や売上アップに繋げたいのであれば、分析レポートを備えておくのは必須です。
SNSのレポートはなぜ必要?
「SNS分析レポートは効果があるの?」
このように、SNS運用においてレポートに効果があるのか疑問に思う方も多いでしょう。
そこで、SNS分析レポートの必要性やメリットについて詳しくお話しします。
社内で共有できる
社内では、企画・開発を行う人、SNS投稿を行う人、営業を行う人など、様々な部署でそれぞれの業務を行うのが一般的です。
レポートを活用すれば、社内でSNSの投稿内容や収集した情報、分析結果のレポートを社内全体で共有でき、企画や商品の現状の把握や今後の課題について進捗状況を確認しながら全員で取り組めます。
社内のコミュニケーション力も向上し、連帯感が生まれるほか、効率的に運用を行えるでしょう。
ユーザーの反応を可視化できる
SNS分析レポートでは、日々の投稿に対するユーザーのアクションを分析して数値化するため、率直な意見や反応を可視化できます。
企業にとって顧客やユーザーの生の声はとても貴重で、それらを取り入れることは、企業イメージの向上や商品またはサービスの開発や改善のためには欠かせません。
また、潜在的なニーズも把握できるので、新規顧客獲得にも効果が期待できるでしょう。
マーケティング施策の改善点が見つかる
SNS分析レポートは、マーケティング施策の効果測定にも効果的です。
SNSアカウントの分析を行い、フォロワー数の増加やエンゲージメント数を調べて良かった点はもちろん、改善点を見つけます。
継続的に施策を振り返り、改善していけば、認知度向上や売上アップに繋がるでしょう。
スピード感のある対応ができる
企業がSNSを活用する利点として、リアルタイムで状況を把握できる点が挙げられます。
SNSユーザーのトレンド は日々目まぐるしく変わっていくため、検証と併せて戦略立てをスピード感を持って行わなければ成果に繋がりません。
SNS分析レポートがあれば、週単位、もしくは月単位でレポートを作成しながら、スピーディーな対策が可能となるでしょう。
競合分析ができる
SNS分析レポートによって、自社だけでなく、競合他社の情報をマーケティングに活用できます。
競合分析をするメリットは以下の通りです。
- 顧客が求めている投稿内容を参考にできる
- バズリやすい投稿が分かる
- フォローされやすい投稿が分かる
- 効果的なタグの付け方が分かる
- ターゲットにすべき層が分かる
競合他社がSNS運用で成果を出していれば、運用方法を分析し、自社のSNS運用に役立てられるでしょう。
SNS分析レポートで押さえてほしい指標
SNS分析レポートを作成するためには、分析時に重視すべき数値があります。
ここでは、どのSNS運用を行う場合でも大切な指標についてご紹介します。
フォロワーの増加率
SNS運用では、フォロワー数がもっとも重要な数値で、他の数値を上げるためにもフォロワー数を増やす必要があります。
フォロワー増加率は、ある期間におけるフォロワーの増加数を、開始時のフォロワー数で割って算出したものです。
長い期間SNSを運用してもフォロワー増加率が上がらない場合は、ユーザーに受け入れられない何らかの原因が潜んでいると分かりますし、伸びが良かった投稿を分析すれば、フォロワーを増やし続けるための方法が見えてくるはずです。
リーチ率
リーチ率は、フォロワーに対してどのくらいの割合で投稿が見られているかを表す指標です。
その投稿を見た人の数をフォロワー数で割って算出します。
リーチ率が高いほど、自社の投稿が実際にフォロワーに届いているという現れであり、リーチ率を増やすと以下のメリットが得られるのです。
- PR効果が高まり、売上が伸びる
- 新規フォロワーを獲得しやすくなる
- 自社が行うキャンペーンの参加者が増える
リーチ率を上げるためには、ユーザーがアクティブな時間帯を分析したり、興味を惹かれるような文言、画像を考えたりする必要があります。
ホーム率
ホーム率とは、その投稿が既存フォロワーにどれだけ見られたかを表す数値で、投稿がフォロワーのホーム画面に表示された回数(インプレッション数)をフォロワー数で割って算出したものです。
ホーム率が高いほど、フォロワーに見られやすくなります。
アカウントとの親密度で表示回数が変わるため、ホーム率を上げるには、投稿のいいねやコメント、シェア数を増やすための工夫をするなど、フォロワーからのアクションを集める必要があります。
プロフィール遷移率
プロフィール遷移率は、その投稿からプロフィールへと遷移したユーザー数です。
プロフィールに遷移したユーザー数をリーチ数で割って算出します。
この数値を見れば、ユーザーの関心度やプロフィールの魅力度が分かり、フォロワー数を増やすためにもプロフィール遷移率を上げる必要があるのです。
具体的には、投稿の中で他にどのような投稿をしているかに触れてプロフィールに誘導したり、投稿をシリーズものにするなどの方法が考えられます。
エンゲージメント率
エンゲージメント率は、投稿に反応(いいね、クリック、シェアなど)したユーザーの割合を指します。
エンゲージメント率を意識すれば、投稿に対するユーザーの反応や関心度を把握しながらSNSを運用できます。
エンゲージメント率の計算は以下のように行います。
- Instagram・・・(エンゲージメント数÷インプレッション数 or リーチ数 or フォロワー数)×100
- X・・・(エンゲージメント数÷投稿のインプレッション数)×100
- Facebook・・・(エンゲージメント数÷リーチ数)×100
- TikTok・・・(いいねの数+コメントの数+シェアの数)÷ビューの数×100
SNSアカウント分析方法を紹介
SNS分析レポートを効率的に作成するためには、アカウントの情報や投稿から細かく分析しなければなりません。
アカウントの分析は、大きく分けて2つの方法があります。
- SNSのインサイトを利用する
- 外部ツールを利用する
インサイトや外部ツールを目的別に使い分けることで、SNS運用での成果に繋がります。
ここでは、SNS別の分析ポイントや、無料で利用できる各SNSのインサイトについて解説します。
Instagramアカウントの分析ポイント
Instagramは動画や写真といったビジュアルコンテンツをメインとしたSNSです。
メインユーザーの女性20代~30代だけでなく40代、50代の利用者も年々増えており、Instagramの投稿をきっかけに購買行動を起こすユーザーも多くなっています。
Instagramの分析レポートを作成するためには、以下の分析が必要です。
- アカウント分析・・・フォロー率や投稿の保存率などを確認
- 競合分析・・・ジャンルや属性が近いアカウントを分析
- ハッシュタグ分析・・・投稿でどのようなハッシュタグを選択すべきか調べる
Instagramではビジネスアカウントが使える無料のインサイト機能が備わっています。
Instagramのインサイト機能の特徴
Instagramインサイトは、投稿への反応やリーチ数、フォロワーの属性データなどが確認できる、Instagramが公式に提供している無料の分析ツールです。
Instagramのインサイト機能を利用するためには、Instagramのプロフィール画面から「プロアカウント」への切り替えが必要です。
グラフを利用した表示形式もあり、使いやすさと見やすさを兼ね備えた分析機能となります。
【Instagramインサイトで分析可能なもの】
- リーチしたアカウント数
- アクションを実行したアカウント
- 合計フォロワー数
- 投稿のエンゲージメント
- 投稿のリーチ数
- 投稿のインプレッション
- 投稿のプロフィールへのアクティビティ
Xアカウントの分析ポイント
X(旧Twitter)は、140字の文字数制限があり、誰でも気軽に投稿できるのが特徴の幅広い層で使われているSNSです。
自社アカウントで増やしていくべき投稿を見出すための分析が必要になります。
反応の良かったタイプの投稿を増やしていき、反対に反応があまり良くなかったタイプの投稿を減らしてけば、効果的な運用ができるでしょう。
Xではインサイトに「X(Twitter)アナリティクス」という分析ツールがあり、主に企業アカウントやインフルエンサーが多く利用しています。
X(Twitter)アナリティクスの特徴
X(Twitter)アナリティクス」は、X上で広告やポスト(ツイート)のパフォーマンスを分析するための、無料で誰でも使用可能なツールです。
投稿データは、X(Twitterアナリティクス)を有効にした日から自動で収集され、各レポートはインプレッションが発生してから24~48時間以内に確定します。
どのような投稿に良い反応があるのか、エンゲージメントがどのように推移しているのかなどを分析し、その後のX運用に役立てられるのです。
【X(Twitter)アナリティクスで分析可能なもの】
- 投稿のインプレッション
- いいね数
- リツイート数
- 返信回数
- リンクのクリック数
- ハッシュタグのクリック数
- 埋め込みメディアのクリック数
- 詳細のクリック数
- アプリ表示回数
- 投稿のエンゲージメント
- ユーザーのプロフィールクリック数 など
Facebookアカウントの分析ポイント
Facebookは世界最大の実名登録制SNSで、リアルな知り合いを中心とした交流ができ、ブログやXと連動して利用するユーザーが多いため、マーケティングにも活用しやすいです。
実名登録のため、ターゲットに的確にアプローチできるので、投稿の反応やフォロワー数、フォロワーの属性をしっかり分析すると投稿改善に役立ちます。
Facebookでは、「Facebookページ」と言う、企業が会社名や商品名、ブランド名などで作成している、ビジネス向けのページが存在しており、Facebookページのインサイトでは、ページの管理者が確認できる分析機能が備わっています。
Facebookページインサイトの特徴
企業の多くが利用しているFacebookのページインサイトでは、フォロワー数の推移や投稿への反応、フォロワーの属性などが確認できます。
【Facebookページインサイトで分析可能なもの】
- ページからのプロフィール閲覧数
- いいね数
- 投稿のリーチ
- ストーリーズリーチ
- おすすめ回数
- 投稿のエンゲージメント
- 返信時間
- 動画再生回数
- ページフォロワー数
TikTokアカウントの分析ポイント
TikTokは、特に若者をターゲットに多くの拡散が期待できる、近年需要が高まっている動画投稿SNSです。
ビジネスに繋がるSNSとしても注目されており、年齢層が幅広くなったのを理由に多くの企業が参入しています。
TikTokでは、投稿した動画の中で、ユーザーから支持されている動画とそうでない動画を比較、分析し、なぜ支持されたのかを理解し、次の動画作りに繋げていく分析が必要です。
TikTokインサイトの特徴
TikTokの設定からインサイト機能をオンにすると、インサイトを活用した分析が行えます。
フォロワー数や動画の再生回数が分かるインサイト機能を利用すれば、どのような動画がフォロワー獲得に繋がったのかが把握でき、今後の動画作成に役立てられるでしょう。
【TikTokインサイトで分析可能なもの】
- 動画の再生回数
- フォロワー数の推移
- プロフィールの表示回数
SNS分析レポートの作成にはインサイトの利用がおすすめ
企業のSNSでの情報発信やSNSマーケティングには、分析レポートが必要不可欠です。
分析レポートによって、社内で有益な情報が共有できたり、多くのファンを獲得するための改善方法が見つかったりします。
SNS運営を考えている企業の方や、SNSで成果を出したいが効果がないとお困りの方は、SNS分析レポートをまとめて社内で共有しましょう。
SNSアカウントのインサイトを活用すれば、効率的に情報を収集し、的確な分析が行えるので、外部ツールと併用しながら運営に役立つSNS分析レポートを作成してください。
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