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【Instagram】インフルエンサー選定で重要な5つのポイント!
最終更新日 2024年10月17日(Thu)
記事作成日 2021年12月3日(Fri)
企業がInstagramでインフルエンサーとタイアップ投稿をする際、その成功はインフルエンサーの適切な選定にかかっています。フォロワー層とのマッチングやブランドイメージとの調和、コンテンツの質など、いくつかのポイントに考慮が必要です。
本記事では、効果的なインフルエンサー選びのために押さえておきたい5つのポイントを詳しく解説します。
目次
インフルエンサーの選定は「キャスティング」じゃなく「タイアップ」
まずは5つのポイントに入る前に、SNS施策の際にありがちな誤解を解いておく必要があります。
それは、インフルエンサーを「キャスティングする」という言葉を使う方が多いですが、この概念を少し変えてみてください。
確かにインフルエンサーは人格を持つ個人ですが、企業としてPR投稿を依頼する場合、「個人」ではなくその人が運営している「メディア」に広告を出稿すると捉えるのが正解です。
したがって、弊社LIDDELL(以下、リデル)では、敢えてインフルエンサーに「タイアップする」という言葉を使用しています。
この考え方を起点として、以後の押さえるべきポイントを読み進めてください。
選定ポイント①:SNS施策における目的の明確化
インフルエンサーを選定する前に、まずは施策の目的を明確にすることが重要です。しかし、気がつくとこのステップが本来の意図から逸脱してしまうケースが多々見受けられるため、あえて強調しておきます。
施策目的の設定が重要な理由
施策には、「認知を広げたい」「購入・利用を促したい」「クリエイティブ素材を集めたい」など、さまざまな目的が考えられます。それぞれの目的に応じて、訴求すべきターゲット層が異なるため、当然ながら選ぶべきインフルエンサーも変わってきます。
目的に応じた適切なインフルエンサーを選ぶことが大切ですが、単に「フォロワー数が多いからこの人にしよう」という誘惑に負けてしまうことも少なくありません。常に当初定めた施策の目的を判断基準とし、何を重視すべきか仮説を立てた上で、インフルエンサーを選定するよう心がけましょう。
目的に応じたインフルエンサー選定のポイント
例えば、先述した「認知を広げたい」「購入・利用を促したい」「クリエイティブ素材を集めたい」という3つの目的を掲げた場合、インフルエンサー選定時に重視すべきポイントはそれぞれ以下のとおりです。
- 例えば、先述した「認知を広げたい」「購入・利用を促したい」「クリエイティブ素材を集めたい」という3つの目的を掲げた場合、インフルエンサー選定時に重視すべきポイントはそれぞれ以下のとおりです。
- 「認知を広げたい」場合:フォロワー数の多いインフルエンサーが効果的
- 「購入・利用を促したい」場合:フォロワー数だけでなく、エンゲージメント率が高いインフルエンサーが効果的
- 「クリエイティブ素材を集めたい」場合:インフルエンサーのクリエイティブな世界観がブランドと合致することが重要
選定ポイント②:フォロワーの属性との親和性
インフルエンサー本人がブランドや商品のターゲットに合致していても、そのフォロワーが必ずしもターゲットに合致しているとは限りません。
例えば、女性向け化粧品をPRしたかったのに、実際にはフォロワーが男性ばかりだったという失敗例が数多く見られます。
フォロワーの属性を確認する方法はある?
このような失敗を防ぐためには、「インサイト」と呼ばれるフォロワーの属性(年齢/性別/居住地の分布)を確認するのが理想的です。(以下図参照)
しかし、インサイトこれはアカウントを持つ本人しか確認できないため、選定段階でこれらの情報を入手することは難しいのが現状です。
※LIW(LIDDELL INFLUENCER WORKSPACE)なら、InstagramとAPI連携しているため、インフルエンサー選定時にインサイトが全て確認できます。
〈関連リンク〉
LIW SPIRIT(スピリット)についてはこちら
表面的な情報から選定のミスマッチを防ぐ方法
インサイトが確認できなくても、公開されている表側の情報からある程度のミスマッチを防ぐことはできます。具体的には、インフルエンサーのフォロワー一覧や投稿に付くコメントを見て、以下のような観点でチェックしましょう。
- コメントの性別チェック:女性アカウントに対して明らかに男性アカウントばかりからコメントが付いていないか
- フォロワーリストのチェック:日本語で発信しているのに、フォロワーに外国人アカウントが不自然に多すぎないか(フォロワー買いの可能性大)
もし、検討中のインフルエンサーが上記にあてはまる場合は、候補から除外すべきでしょう。
リーチしたいターゲット層を、そのインフルエンサーが多く抱えているかどうかを、常に意識して確認することが重要です。適切なフォロワー層を持つインフルエンサーを選ぶことで、PR効果を最大限に引き出すことができます。
企業がリーチしたいターゲット層とマッチし、効果的なPRができた施策例
本ポイントについて、ReFa(リファ)のPR施策に参加したインフルエンサーのひなさんを例に挙げてみましょう。
美顔器のブランドとして、美容に感度の高い女性たちに広く認知されているリファ。しかし、ブランドの認知だけではなく、どのような方に使ってもらえると効果があるのかを具体的に訴求するため、焦点を当てたのが「プレ花嫁」や「産後ママ」でした。
以下の記事で紹介するのは、1児の母であるひなさん。プレママから子育て中のママなど、幅広い層の子育てママのフォロワーがいます。
体型崩れが気になる産後に、美しいデコルテラインの作り方を投稿したところ、「私もきれいになりたい!」など、多くのフォロワーママたちから反応を得られました。
【関連記事】産前・産後ママ向け情報を発信するひな*さん。産後むくみやダイエットにReFaの活用を提案
選定ポイント③:フォロワーがインフルエンサーに抱く期待
フォロワー数やエンゲージメント率は基本的な指標であり、依然として重要です。しかし、近年ではインフルエンサーの多様化・細分化に伴い、これらの指標を「足切り」の基準として利用するケースが増えています。
フォロワーの期待を理解する重要性
インフルエンサー選定において、特に注目すべき点は「フォロワーがそのインフルエンサーに何を期待してフォローしているか」です。
同じ分野・ジャンルのアカウントでも、フォロワーがインフルエンサーに抱く持つ期待はさまざまです。
具体例でみるフォロワーの期待
例えば、料理投稿でフォロワーを集めているアカウントには、次以下のようなに異なる期待が存在します。
- ライフスタイルへの憧れ: 毎日の素敵な食卓を通じて、豊かなライフスタイルそのものに憧れてフォローしているケース。
- 実用的なレシピ情報: 毎日の料理投稿にレシピの詳細が載っており、献立の参考にするためにフォローしているケース。
これらは一見似ているようで、実は全く異なる期待のもとでフォロワーが集まっていることが分かります。
このような微細な違いを理解し、メディアの特性を詳細に分析することが、タイアップの効果を最大化する鍵です。インフルエンサー選定のフェーズでは、これらを考慮し、最適な選定を行うことが求められます。
フォロワーに寄り添い、期待に応えることのできるインフルエンサーとの施策例
以下の記事で紹介するインフルエンサーneneさんは、「プチ糖質制限」で-7kgのダイエットに成功。自身の経験から、「無駄な糖質は取らず、どうせなら美味しいものを食べよう」という内容の投稿を発信し、さまざまな反響があるといいます。
neneさんが参加したのは、ハインツさんの『大人むけのパスタソース』の施策。
「痩せたい」という気持ちと、「美味しいものを食べたい」という相反する感情がぶつかり、なかなか思い通りにいかないのがダイエットです。
「美味しいものを食べながら、無理をせず痩せたい」というフォロワーの感情に寄り添うことのできるneneさんの投稿に、期待が集まるのです。
【関連記事】プチ糖質制限で-7kgダイエット!自身の成功体験からインフルエンサーに
選定ポイント④:インフルエンサーの個性とブランドの親和性
インフルエンサーをメディアと捉えることが重要な一方で、相手としてのインフルエンサーは生身の感情を持ったひとりの人間です。彼らの個性や感情を尊重することが、成功するコラボレーションの鍵となります。
インフルエンサーの個性と感情を考慮する
インフルエンサーには個々に好き嫌いや知識量、経験などの差があります。そのため、自社のブランドや商品がそのインフルエンサーにとって自然に受け入れられるものであるかを慎重に確認する必要があります。
理想的には、インフルエンサーがすでにブランドや商品に好意を持っているのが望ましいです。
インフルエンサーに認知されていないブランドや商品のPRを依頼する場合は、「この商品があなたやそのフォロワーにとっていかにぴったりなのか」という情報や熱意をしっかりと伝えることが重要です。
リスペクトを持って選定することの重要性
報酬を支払うことでインフルエンサーに仕事として依頼するのは当然ですが、彼らの個性と感情に最大限のリスペクトを払って選定することが、結果的に熱量の高い、信頼できる発信につながります。
選定ポイント⑤:インフルエンサーと依頼コンテンツの親和性
ポイント③や④と関連する視点ですが、依頼するコンテンツがインフルエンサーとマッチしているかどうかも重要です。
せっかく他のポイントを網羅できていても、肝心の依頼コンテンツ(投稿方法やレギュレーション)がインフルエンサーとミスマッチでは効果が半減してしまいます。
インフルエンサーの投稿スタイルを考慮する
たとえば、「自らのアカウントでLIVE配信」や「商品の機能や効果を長文で記載する」といった依頼内容は、普段そのような投稿をしていないインフルエンサーにとってはハードルが高く感じられる場合があります。
また、不慣れなコンテンツ投稿により、フォロワーにとっても違和感を生んでしまう可能性があります。
フォーマットの適合性を確認する
依頼する投稿がインフルエンサーの普段の投稿フォーマットの範疇に収まっていれば、本人はより熱量を保ち、自然に取り組むことができます。また、フォロワーも違和感が少なく情報を受け取れるでしょう。
動画で商品を紹介したい場合でも、リアルタイムで行いたいのであればLIVE配信が得意なインフルエンサーがおすすめです。
永続的に紹介した投稿を残したい場合は、LIVE配信よりもリールが得意なインフルエンサーを探す方がいいケースもあります。
普段の人気コンテンツと、施策のコンテンツがマッチした事例
ここでも1つ、インフルエンサーの紹介をしましょう。
以下の記事で紹介するのは、ご夫婦でInstagramの発信をしているインフルエンサー・ゆらくん(@yura.odkk)。テンポの良いアフレコと「疑似体験を楽しめるコンテンツ」が人気です。
次の休みのご飯、デート、観光などで、公式サイトや旅行サイトでは伝えられないリアルな「ユーザー体験」の提供ができることが大きな魅力です。このようなインフルエンサーのコンテンツは、観光スポットや期間限定イベントなど、「実際に行ってみたい」と思わせたい企業にとってはとても有効です。
実際に、モスバーガー「まぜるシェイク 埼玉県産いちご」の施策でインフルエンサーが投稿した投稿は、まるでその場で飲んでいるかのような臨場感があり、おいしさを視覚的、聴覚的にフォロワーへ魅力的に伝えることに成功しています。
【関連記事】テンポの良いアフレコと擬似体験を楽しめるコンテンツが充実!「ゆらくん|都内からおでかけ夫婦(@yura.odkk)」さんの挑戦
まとめ
本記事では、企業がインフルエンサーとタイアップする際に、最適なインフルエンサーを選ぶための5つのポイントを解説しました。
- SNS施策における目的の明確化
- フォロワーの属性との親和性
- フォロワーがインフルエンサーに抱く期待
- インフルエンサーの個性とブランドの親和性
- インフルエンサーと依頼コンテンツとの親和性
まずは施策の基盤となる「目的の明確な設定」が先決です。
そして、インフルエンサーファーストで選ぶことが結果的にブランド・商品・その案件自体の「共感」や「好意」に繋がり、成功につながることをお約束します。
基本となる選び方に留まらず、どういったインフルエンサーマーケティング施策を行えば良いのか迷った方はぜひお気軽にリデルまでご質問・ご依頼下さい!