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KOLマーケティングとインフルエンサーマーケティングの違いとは?
最終更新日 2024年9月6日(Fri)
記事作成日 2024年4月29日(Mon)
「KOLマーケティングとは?」「KOLとインフルエンサーは何が違うの?」と疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。
KOLとは消費者に影響力を持つ人物のことで、KOLマーケティングは中国をはじめとしたアジア圏で近年注目されている手法です。
本記事ではKOLとインフルエンサーの違いやKOL起用のメリット・デメリット、KOL選定のコツなどを詳しく解説します。
特に中国向けにプロモーションをしたいと考えている人に役立つ内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
KOLマーケティングとは
KOLとは「Key Opinion Leader(キーオピオニオンリーダー)」の略であり、主に中国で消費に関する影響力が高いユーザーを指します。
そしてKOLマーケティングとは、KOLを起用して商品やブランドのプロモーションを行うことです。
例えば美容について日々発信しているKOLにPRを依頼すれば、ユーザーは「この人が紹介する化粧品なら良いものに違いない」といった信頼を感じるでしょう。
KOLとインフルエンサーの違い
KOLは中国における消費に影響力のある人物を指すことから「インフルエンサーと何が違うの?」と疑問に思う方も多いでしょう。
実際KOLとインフルエンサーはどちらもインターネット上で影響力のある存在であるため、KOLとは「中国版インフルエンサー」と考えていただいて問題ありません。
違いがあるとすれば言葉の意味に違いがあります。KOL(Key Opinion Leader)は、その分野で専門的な知識や情報を持ち、高い信頼性を持っている人物を指します。例えば、ある分野の専門家や、著名人、業界人などが該当します。KOLは、専門的な情報やアドバイスを提供することが期待されており、その情報に対する信頼度が高いことが特徴です。そのため、商品やサービスのプロモーションだけでなく、業界の動向やトレンドを伝える役割も担います。
一方、インフルエンサーは、自分自身をブランド化している人物を指し、広告や宣伝において、自分の影響力を使って商品やサービスのアピールをすることが期待されています。一般的には、SNSなどで多数のフォロワーを持っている人物が該当します。インフルエンサーは、自分自身をブランド化することで、その人物自体が商品やサービスのアピールになることが特徴です。
KOLとインフルエンサーの違いは、情報の提供元であるか、商品やサービスのアピール役であるかという点ですが、実際に中国等で活躍されているKOLを見ても、日本でいうインフルエンサーと実態は違いません。
KOLを起用するメリットとデメリット
KOLは日本国内では知名度が低い言葉であるものの、アジア圏では消費に大きく影響を与える存在として注目されています。
日本国内においてKOLという言葉はまだ浸透しておらず、KOLマーケティングの知名度は決して高くありません。
海外において爆発的な影響力を持つKOLを起用してマーケティングを行うとどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
ここからはKOLのメリット・デメリットについて詳しく紹介します。
今後KOLマーケティングの導入を検討している方はぜひ参考にしてください。
KOLマーケティングのメリット 政府や企業が発信する情報よりも信用ができる
企業の商業的なイメージコントロールよりも、個人の体験したリアルな声が信頼できることがあるため、インフルエンサーという人たちが現れました。
加えて、中国では政府による情報統制があります。政府の監視下に置きづらく政府統制されていない個人の意見が信用の根幹になっている文化的な背景があり、人口も多いことからフォロワー数、数千万人超えというKOLが誕生しています。
そのため、KOLを起用することで現地で直接消費者にアプローチせずとも、日本にいながらKOLの力を借りて自社の商品やブランドのプロモーションを実現できるのです。
自社の商品やサービスに合ったKOLをリサーチするには時間がかかるものの、KOLのフォロワーに商品の情報を拡散できるため、売上の見込みが立ちやすくなります。
KOLマーケティングのデメリット 人気KOLはコストが高く、依頼ハードルが高い
当然フォロワー数の多いKOLを起用した方が売上に繋がりやすいものの、人気のあるKOLほど依頼する費用も高額になります。
KOLはフォロワー数によってトップ・ミドル・マイクロの3つにランク分けされており、トップKOLを起用するには高額な料金がかかります。
フォロワー数の多いKOLの場合、ライブ配信を1回実施するだけで数百万円必要なケースもあるため、自社でかけられるコストとのバランスが重要です。
起用するKOLを選ぶ際は、評判はどうかなどフォロワー数以外の要素もチェックすると良いでしょう。
また、KOLマーケティングは中国をはじめ、台湾や香港などのアジア圏に広まっているマーケティング手法ではあるものの、日本ではまだまだ知名度がありません。
日本企業が海外進出のためKOLに依頼した事例も少なく、依頼ハードルが高いのがデメリットです。
どのようなKOLを起用するべきか、KOLマーケティングにおける注意点などのノウハウも少ないため、依頼する際は慎重になる必要があります。
また、依頼するKOL自身がKOLマーケティングの経験が豊富かどうかも重要です。
経験が少ないKOLに依頼すると上手くプロモーションできずに終わってしまう可能性もあるため、KOLを選定する際は注意が必要です。
マーケティングでKOLを起用し成果に繋げるには?
KOLは消費者への影響力が大きく、上手く活用して商品プロモーションを実施すれば高い効果が期待できます。
本項ではKOLを起用して成果に繋げるためのポイントについて紹介します。
今後KOLを起用して海外向けプロモーションを成功させたい人は参考にしてください。
商品と親和性の高いKOLを起用する
KOLマーケティングの成果を高めるためには、プロモーションしたい商品やブランドの分野を専門領域としているKOLを起用することが大切です。
起用するKOLを選定する際はKOLのSNS等を綿密にチェックし、どのような分野の情報を専門としているKOLなのかを確認しましょう。
商品やブランドと親和性が高いKOLに発信してもらうことで、ファンやフォロワーの購買意欲に繋がりやすくなります。
依頼するKOLの配信動画やSNSの投稿などをチェックして、自社と相性が良いか確認することが大切です。
商品やブランドのファンになってもらう
KOLにプロモーションを依頼する際は、KOL自身に商品のファンになってもらうのもポイントです。
KOL本人に商品やブランドの魅力を感じてもらえれば、KOLが発信する情報に説得力が増し、プロモーション後の効果が大きく変わるはずです。
依頼した商品について紹介してもらうだけでなく、KOLに商品そのものを気に入ってもらえるようアピールしましょう。
自身の言葉で商品の紹介をしてもらう
KOLに依頼を行うにあたって、商品やブランドの紹介はKOL自身の言葉で紹介してもらいましょう。
依頼する企業側で商品紹介のルールやマニュアルを固めてしまうと広告色が強くなってしまい、消費者に違和感や不信感を与える原因になります。
コンセプトやキーワードについて簡潔に伝え、実際の発信内容についてはKOLの専門知識や影響力、SNS上の発信力に委ねることが大切です。
マーケティング効果を高めるためのKOL選定のコツ
KOLマーケティングで効果的なプロモーションを行うためには、商品と親和性の高いKOLの起用が重要になります。
相性の良いKOLを起用するためにはどのような点に注意する必要があるのでしょうか。
本項ではKOL選定のコツやポイントについて詳しく紹介します。
情報を届けたいターゲットがファンとしてついているかどうか
KOLを選定する際は、自社が情報を届けたいと考えているターゲットがKOLのファンに存在するかどうかを確認しましょう。
商品やブランドの分野に特化しているKOLでも、フォロワーの属性がターゲットとしているユーザーの年齢や性別などと異なるケースも少なくありません。
KOLのファン層とターゲットが大きく離れていると、KOLを起用してプロモーションを実施しても十分な効果が得られない可能性があります。
ターゲット層に情報を的確に届けるためにも、KOLのフォロワーやファンの属性に注意しましょう。
ライブコマースで起用する場合、トークのスキルが高いかどうか
ライブコマースでKOLを起用する際は、トークスキルの高さも確認しておく必要があります。
KOLはライブコマースで影響力の高い存在です。特に中国圏へのプロモーションの場合はライブコマースでの起用を検討する可能性もあるでしょう。
起用するKOLがリアルタイムで商品説明や質問への回答ができるトークスキルや対応力を持っているかを確認することが大切です。
ライブコマースでの起用を考えているのであれば、配信経験の豊富なKOLを選定しましょう。
十分なSNSフォロワー数がいるか
KOLのフォロワー数の多さは、発信力や影響力の大きさに繋がります。
基本的なことではありますが、SNSのフォロワー数が多いほどKOLとしての人気や信頼度が高いといえるため、起用するKOLのSNSをチェックしておきましょう。
とはいえフォロワー数が多いKOLほど起用にコストがかかる傾向があるため、予算の範囲で十分な効果を得られるKOLを選定する必要があります。
フォロワーの数だけでなく、フォロワーからの反応なども見ておくとプロモーション実施後の効果を予測しやすくなります。
KOLをマーケティングに起用する方法
「KOLマーケティングを導入したいれどどうやってKOLを起用すればいいの?」と疑問に思う方も多いでしょう。
実際に日本国内の企業がKOLを起用する方法は以下の3パターンに分かれます。
- 中国向けのプロモーション実績がある広告代理店に依頼する
- SNSを通して直接DMを送付する
- KOL紹介サイトで探して依頼する
本項ではKOLを起用する方法やコンタクトの取り方について解説します。
中国向けのプロモーション実績がある広告代理店に依頼する
まずKOLの起用法として挙げられるのは、広告代理店に仲介してもらう方法です。
広告代理店経由でKOLを起用する場合は、中国向けのプロモーション実績がある代理店を探しましょう。
過去に実績がある広告代理店に依頼すれば、プロモーションしたい商品やブランドに合うKOLの選定から実際の手配まで委託できます。
KOL起用の実績が無い広告代理店でも、海外向けのプロモーション実績があれば現地のプロダクションなどを紹介してもらえるケースがあります。
しかし広告代理店に依頼してKOLを起用すると仲介手数料がかかる上に、自社で直接依頼するよりもスケジュール調整に時間と手間がかかるのがデメリットです。
予算や社内リソースとのバランスを考慮する必要があるでしょう。
SNSを通して直接DMを送付する
SNSを通して自社からKOLに直接依頼をかける方法もあります。
SNS上ではさまざまなKOLが積極的に発信しており、自社に合うKOLを見つけられるはずです。
DMで直接KOLに依頼する場合は代理店を通さず自社で行うため、仲介や紹介にかかる費用を抑えてスピーディーに起用できるのもポイントです。
しかし直接依頼をする場合はKOLへのDMから打ち合わせまですべて自社で行うことになるため、語学力がある社員を含む人的リソースが必要になります。
またKOLの選定も自社で行うため、ファン層やフォロワー数、KOL本人のスキルなどチェックしなければいけないポイントが多くなります。
初めてKOLマーケティングを導入するケースでは特に注意が必要です。
KOL紹介サイトで探して依頼する
近年はKOLを検索できる紹介サイトが増えているため、代理店などを通さずにKOLに依頼する場合は活用してみましょう。
KOL紹介サイトはSNSごとのフォロワー数や予算でフィルターをかけて検索できるので、自分たちで1からリサーチする手間が省けるのがメリットです。
ただし登録数が少ないKOL紹介サイトが多い上に、自社の商品やブランドに合ったKOLが見つかっても必ず返信があるとは限らないため注意が必要です。
まとめ
本記事ではKOLとインフルエンサーの違いやKOLを起用するメリット・デメリット、KOLを起用するときの注意点について解説しました。
KOLは主に中国で使われる言葉であり、日本で言うインフルエンサーのような存在です。
政府による情報統制があるため、口コミが重視される背景がある中国ではKOLの発信が消費者に大きな影響を与えています。
KOLを起用することで、専門性が高く説得力のある情報をKOLのフォロワーに向けて発信できるため、中国をはじめとしたプロモーションが実現可能です。
KOLを起用するには、過去にプロモーション実績がある広告代理店に依頼する、あるいは自社でSNSやKOL紹介サイトを使って手配する必要があります。
日本国内でのKOLの起用事例はまだ少ないものの、海外、特に中国にてマーケティングを成功させるためには効果的な方法だといえます。
中国向けマーケティングの導入を検討している方はぜひ下記のお問い合わせフォームよりご相談ください。
https://service.liddell.tokyo/contact/
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